「奪還 DAKKAN-アルカトラズ-」感想(TV)
「奪還 DAKKAN - アルカトラズ - 」感想(TV)
(HALF PAST DEAD:2002)
(08年01月06日 朝日放送)
(監督)ドン・マイケル・ポール
(出演)スティーヴン・セガール モリス・チェスナット ジャ・ルール ニア・ピープルズ トニー・プラナ クルプト ブルース・ウェイツ
面白度 : 6点/10点
お薦め度:4点/10点
テレビでスティーヴン・セガール主演の「奪還 DAKKAN - アルカトラズ - 」を見ました。
昼間に同局の番宣を見て「お、けっこう派手で面白そうだな?」と思って見ました。
非常に面白かったですね(*^。^*)
と言っても、あくまでB級として、です(^_^;)
ストーリーはいかにもB級なのですが、演出やアクションの派手さは、A級のケツくらいはあって、意外と豪華な感じがしたので、飽きずに最後まで観る事が出来ました。
そう、大抵のB級作品って、映像演出やアクションの演出がチープで、どうしても安っぽさが出てしまうものですが、それが感じられなかったのは、大きな評価点です。
ただ、これが「スティーヴン・セガール」主演じゃなかったら、もっと面白かったのになぁ・・・とか思いましたわ(^_^;)
だって、「沈黙の戦艦」(UNDER SIEGE:1992)の頃に比べて、明らかに中年太りで体も顔も2割り増しくらいにメタボってるねんもんね(^_^;)
さすがに格闘は未だに現役ですが、演技としては主役を張るピークは過ぎている感じです。
ですから、人気上昇中の若手の肉体派をキャスティングした方が、映画全体の完成度もウリも上がったのではないかな?と思います。
セガールって、正直最近はB級よりもC級俳優って感じがして、わざわざ劇場で新作を観るほどの作品に出ていない感じがします。ま、ビデオで十分かな?って程度でしょう。
そんなイメージがあったので、6年前の作品とは言え、本作はそのイメージの前の作品として、劇場でも楽しめる内容の作品であったと思います。
映画そのものは、「ダイ・ハード」(DIE HARD:1988)の流れを汲む「沈黙の戦艦」と同系列の作品です。
「アルカトラズ」が武装集団に乗っ取られるって設定からは、殆どの人がマイケル・ベイ監督の「ザ・ロック」(THE ROCK:1996」)を思い浮かべるかもしれませんが、個人的には「沈黙の戦艦」の方が、展開的に似ている気がしました。
ただ、ストーリーで言うと、金のありかを知っている死刑囚を狙うためにアルカトラズを占拠するってのは、あまりそそられないと言うか、B級的な規模の小ささを感じました。
ただ、全体のストーリーはありきたりでしたが、細かい部分の小ネタが非常にくすぐる部分がありました。
例えば、メインとなる死刑囚のじいさんが、どこか達観していて東洋的な雰囲気の場で精神統一している感じだとか、死を怖がらないラストの行動だとか、場面場面でおいしい設定を見せてくれていたので、全体のB級感の安っぽさを見事に消していた気がします。
キャラで言うと、囚人側やFBI側のキャラが魅力的なのに比べ、敵ボスのキャラが非常に平凡で魅力が無かったのがまたしてもB級っぽかったかな?と(^_^;)
予算の問題もあったかもしれませんが、「沈黙の戦艦」のトミー・リー・ジョーンズとは言いませんが、もう少し目立つ奴をキャスティングして欲しかった気がしますね。
そんな中で、敵テロリストのナンバー2、女テロリストが「マトリックス」(THE MATRIX:1999)を意識したようなコートを着ているんですが、これが結構、ビジュアル的に目立っていて言い感じでした。
ま、逆を言えば彼女よりもボスの方がより目立っていないといけなかったんですけどね(^_^;)
主人公のセガールは、ま、割り引いてOKですが、相棒を演じる黒人の若手囚人や他の囚人のキャラの明るさ、ノリの良さは映画の雰囲気を決定付ける部分があって、非常に良かったと思います。
また、敵のナンバー2と対比するように、FBIの女性ボスの颯爽としたカッコ良さも良かったし、刑務所長のエキセントリックな感じも絵になっていました。
ちなみに、観たあとにネットで調べて分かったのですが、この映画にはテレビドラマ「ヒル・ストリート・ブルース」でミック・ベルガーを演じたブルース・ウェイツが出演していたようです。
後から考えると、この所長がブルース・ウェイツだったのではないかな?と思いました。
監督のドン・マイケル・ポールは、経歴を観ると俳優と脚本経験があるようですが、初監督作だったようです。
初監督の割には非常にシャープな演出で、見ていて飽きないセンスと、映像のシャープさを感じました。
特にアクション・シーンは非常にシャープで切れが良かった感じです。
ただ、冒頭から短いカットの連続とブラック系のヒップ・ホップなサウンドを連発するのは、どこかビデオ・クリップ的演出で今ふうかなぁとは思いますが、個人的にはあまり好きじゃないですね(^_^;)
特にアクション・シーンでもその手法を取り入れている感じがして、もっとじっくりと全体像を把握したいなと感じる点もありました。
しかし、「ザ・ロック」のマイケル・ベイの「ドアップ連続」のカーチェイスに比べればましかなと思います。
昨今では、この手の「ダイ・ハード」系列のアクション映画って、なかなか登場しません。そんな中で、久しぶりにそれらしい感じの娯楽を観れたかな?と(^_^;)
おそらく劇場で1800円で観ていたら「高い」と感じたでしょうが、1000円程度だったら満足だったんじゃないかな?と思います。
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