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2008年3月17日 (月)

「ノーカントリー」感想(劇場)

「ノーカントリー」感想(劇場)
(NO COUNTRY FOR OLD MEN)

(08年03月16日 TOHOシネマズ梅田・シアター8)
(監督)ジョエル・コーエン イーサン・コーエン
(出演)トミー・リー・ジョーンズ ハビエル・バルデム ジョシュ・ブローリン ウディ・ハレルソン ケリー・マクドナルド ギャレット・ディラハント テス・ハーパー

面白度 :8点/10点
お薦め度1点/10点


 アカデミー賞受賞で話題の、コーエン兄弟の「ノーカントリー」を観てきました。

 「何が言いたいんや?この映画は・・・」

と思ってしまった(^_^;)

 コーエン兄弟の映画って事でそれなりに変わった映画を予想していたとは言え、ラスト30分など、いかにもコーエン兄弟らしい娯楽映画の定石をわざとハズした撮り方には、エンディングで「え?これで終わりなの?」と呆気に取られた感じです。

それなりに予想していた僕でもこうなんだから、全く予想をしていなかった一般客は、思いっきりハズしただろうと思います。

その意味ではこの映画、明らかにミニ・シアター系で公開されるような作品内容であり、苦手な人には全く受け入れられないでしょうから、お薦め度は1としました。

しかし、それを分かった上で観ると非常に見所の多い作品であり、アカデミー助演男優賞を受賞したハビエル・バルデムの鬼気迫る異常者ぶりの演技、追われる側のジョシュ・ブローリンのかつてのニック・ノルティを髣髴とさせる無骨な格好良さに惹かれて、面白度は8点としました。

 ほんと、非常に評価の分かれる作品であって、個人的には同じコーエン兄弟の作品では「ファーゴ」(FARGO:1996)の方が映画として面白かったと思います。

と思っていると、帰りがけに常連にしているバーで、同じく「ノーカントリー」を観たと言っていた映画好きの同年代の男性も「『コーエン兄弟の最高傑作』と聞いて観に行ったが、どこが最高傑作なのかな?これだったら「ファーゴ」の方が面白かったな」と言っていました(^_^;)

逆にネットのコメントを見てみると、おおむね高評価が多かったので、すれた映画ファンには堪らない深みがあるのかも知れませんね(^^ゞ

 個人的には、俳優の演技は10点満点で、ストーリーは3点って所でしょうか(^_^;)

ストーリーも、前半から中盤にかけては70年代の泥臭いアクション・サスペンスを髣髴とさせて「見事!」と鳥肌が立つほどだったのですが、クライマックスと思っていたモーテルのシーンで思いっきり「ハズす」演出をされて以降は、全く点数が付けられない状態でした。

やりたい事、いいたい事がこちらの期待と違っていたのかも知れませんが、個人的には「ラスト三つ巴の対決」ってのを観客の誰しもが観たかったでしょうから、あの場面をクライマックスとしてきっちりと描いて欲しかった気がします。

主役級のトミー・リー・ジョーンズが、物語全体を見通す語り部のような存在ではありましたが、直接、残り二人の主役級俳優と絡むシーンが無かったのも、おそらく監督の思惑だったのでしょうが、一般娯楽映画を見慣れているこちらとしては、もう少し後半で絡んで欲しかった気がします。

 いずれにしろ、サスペンス映画と思っていたら、実は人生の哲学的側面を描く深い映画だった・・・って感じなのでしょうか(^_^;)






※以下、ネタバレがあります。







 (最初にちょっと脱線しますね(^_^;))

 しかし、途中でコイントスして当たったオジサンは、シガーに殺されずに済んだんだろうか?

僕は、あのオジサンは助かったのだろうと想像しています。
あのシーンも、いやに緊張感の高い「嫌」な空気の流れる見事な演出であったと思いますが、無情な殺し屋シガーの行動から考えると、あのオジサンは何をしても殺されていた(コイントスが当たっていても外れていても答えなくても)と考えるのが当たっている気がしますが、どこか、基準の分からないルールが彼の中にあって、あのコイントスに当たった時点でオジサンは「殺さない」と判断されたのだろう・・・と想像しています。

逆に言えば、コイントスが外れていたら、おそらく殺していたのではないかな?と考えます。

同様に、ウッディ・ハレルソンを差し向けた男がオフィスでシガーに殺されますが、同席していた会計士がどうなったか?も描かれていませんでした。
僕は、おそらく彼も殺されずに済んだのでは?と想像していますが・・・どうなんでしょうか(^_^;)
ここも、無情なシガーの行動から考えたら、何をしていても殺されていたのではないかな?と容易に想像できますが、「顔を見たか?」と質問して終わっているって事は「見ていない」と答えれば助かったのではないか?などと想像します。

最後のモスの奥さんは、おそらくシガーに殺されていたのだろうと思います。
シガー自身が「彼と約束した」と言っていたので、約束した以上は確実であろうと思います。

いや、3人とも殺されていたのかもしれませんね。
なぜかこの3人は、殺されるシーンも殺された後のシーンも描かれていませんので、助かったのか死んだのか?は観客の想像に任されているのですが。

 (話は戻って)

 この映画、やはりアカデミー賞の作品賞・助演男優賞・監督賞・脚色賞を受賞したって事で、特に助演男優賞を受賞した殺し屋シガーを演じるハビエル・バルデムの評判が滅法良かったので、彼の演技を目当てに観に行きました。

また、先日観た「アメリカン・ギャングスター」(AMERICAN GANGSTER:2007)でも主演のデンゼル・ワシントンやラッセル・クロウを凌ぐ迫力と存在感を感じさせた、ジョシュ・ブローリンも出演しているって事で、彼の存在も気にしながら観に行ったわけです。

監督のジョエル・コーエン、イーサン・コーエンのコーエン兄弟監督作品では、初期の作品はいくつか観ていますが最近は全く観ておらず、久しぶりの鑑賞になります。
ちなみにコーエン兄弟の作品で観て面白かったのは、「赤ちゃん泥棒」(RAISING ARIZONA:1987)「ミラーズ・クロッシング」(MILLER'S CROSSING:1990)「ファーゴ」(FARGO:1996)あたりですね。

特に「赤ちゃん泥棒」は、彼ららしい癖が少なく、非常に一般的な娯楽映画としても楽しめる内容となっており、ビックリしたニワトリのようなニコラス・ケイジのボサボサ頭と表情もすばらしい、大好きな作品です。

考えてみれば、あの作品も赤ちゃんを誘拐した夫婦に対し、金持ちの父親が凄腕の追っ手を雇って彼らと赤ちゃんを探し出すって展開で、展開だけを見れば見事に今回の「ノーカントリー」とかぶりますね(^_^;)

そしてコーエン兄弟の作品は、何故か「ファーゴ」以降は見事に観ていない(^_^;)

それでも、過去の癖のある作品を知っているだけに、アカデミー賞を受賞したからと言って(したからこそ?)分かりやすい作品を撮るとは限らず、癖のある作品に仕上がっているかもしれないな、と心構えをしつつ劇場鑑賞に望みました。

 しかし・・・ここまで癖のある作品に仕上がっているとは思いませんでした(^_^;)

 まずストーリーに関しては、最初こそ非常にスローモーで眠たい感じもしますが、それでもジョシュ・ブローリン演じるルウェリン・モスが砂漠で車と死体と現金を発見したあたりから、コーエン兄弟らしいクライム・サスペンス的な展開が広がり、「お、面白いじゃないか!」と感じた次第です。

その後、なぜか現場に戻ったモスが(観客のほとんどが「なんで金を持ってさっさとトンズラしなかったんだ?」と思った事でしょう(^_^;))メキシコ人たちに命を狙われ逃避行を始めるあたりから、さらに物語がヒートアップ。
特に、モスと金を追う殺し屋シガーが、モスの行く先行く先に見事に現れて、死体の山を増やしていくあたりは「赤ちゃん泥棒」の髭もじゃの追っ手を彷彿とさせる感じがしました。

そして後半、とあるホテルでモスが現金に隠された発信機を発見するシーンで、この映画のサスペンスとアクションとしての絶頂点に達するのです。

いつものように鍵を吹き飛ばしたシガーに対し、間一髪でショットガンをお見舞いして窓から逃走。
他人の車に乗り込んで逃げようとしたのはいいが、その瞬間、運転手が撃たれて自分も次々に狙い撃ちされて行く。
この一連のシーンの緊迫感の見事な事!

と言うように、前半はけっこうスローモーで展開しながら、モスの逃避行が開始されたあたりから「追う者」「追われる者」の見事なサスペンス展開が始まり、この後半に入ってからのモスとシガーの直接対決のシーンでは、僕は「70年代の傑作サスペンス・アクションを観ているようだ!」と興奮してしまったのです。

 ところがところが・・・

この興奮があったせいか、例のメキシコ国境を挟んだ展開の後、モスの妻とメキシコ人のギャング、そしてトミー・リー・ジョーンズ演じるベル保安官がとあるモーテルを目指して一同に会する展開に至るや、僕はてっきり「お!タランティーノばりに三つ巴の大銃撃戦をこのモーテルで展開するのか?」と思い、それがクライマックスの一大場面になると思っていたので、更なる興奮に期待していたわけです。

しかし、実際には何故かベル保安官が現場に近づいた時点で「遠くから」銃声が聞こえてメキシコ人マフィアらしい車が逃げていく姿を遠くから捕らえたショットで終わっていたのです(^_^;)
しかも、銃を構えて緊迫感を漂わせて現場に向かったベル保安官ですが、結局はモスを含む死体を幾つか発見しただけで、銃撃戦の山場はすべて終わっていた・・・ってな描写になっていたのです。

ま、このあたりから、それまでの見事なサスペンス・アクションとしての雰囲気から、一転して「え?何を描きたいの?」って展開になるのです。
しかも、一応の主人公の一人と思われていた、そして誰もが彼の運命を気にして映画を観ていた、ジョシュ・ブローリン演じるモスの最後がシーンとして全く描かれずに、その結果としての「死体」だけを描いて終わっていたのだから、「なんじゃ?どうしたんだ?」って気持ちにならない方がおかしいでしょう。

もちろん、設定がサスペンス風だからと言って、必ずしも定石どおりにアクションとサスペンスを描かないといけないって法は無いのですが、それまでの展開に微塵と言っていいくらい、それを予感させる部分が無かったので、このラスト30分あたりの展開は、どう受け止めて良いのか分かりませんでした。

その後、銃撃戦の後の封鎖されたモーテルにベル保安官が戻っていった場面でも、鍵穴を吹き飛ばされた跡や通風孔を外した跡などから、前回のモーテルでの一件を繰り返したような展開があり、モスが通風孔に現金を隠した部屋にシガーが突入し、モスを殺して通風孔を開けて金を取り出したのだろう・・・と想像は付きますが。

しかし、その金の行方を正確に描くシーンすら無く、状況証拠からシガーが奪い返したのでは?と想像で終わらせるしかありませんでした。

 さて、このストーリーを考えると、通常なら、偶然金を手に入れた一人の男が、巻き込まれ型サスペンスの主人公同様に犯罪者や殺し屋から命を狙われつつ、逃走を続けるって展開になると思います。
そして、最後は殺し屋と直接対決して、どちらかが死ぬ(或いは両方死ぬ)って展開になって終わるのが普通だと思います。

その意味で考えると、中盤のモスとシガーの対決は定番どおりの描写であり、非常に面白かったシーンなのですが、一方のラスト近くのモーテルのシーンでは、直接対決を「描かない」って定石をわざと外した描き方であるのが良くわかります。

そこから考えると、コーエン兄弟は「わざと」この演出を採ったのでは無いかな?と想像が付くのです。
最初から娯楽映画的なサスペンスやアクションの結末など描く気は無く、その結末がもたらした空虚感を、トミー・リー・ジョーンズ演じるベル保安官の心情として描くのが目的だったような気がします。

ラスト近く、なんらモスやシガーと対峙する事なく現場から去ったベル保安官は、引退した保安官と語らい、最後は妻と語らって映画のエンディングを迎えます。
現場に直接立ち会う事なく、事件が発生した「あと」の事件現場で死体を眺めるだけで、「果たして何があったのか?」を想像するしか無いベル保安官。

そんな中でも、異常な事が起こっているってのを肌で感じたのでしょう。部下の若い保安官の間抜けな質問や応答を適当に受け流しながら、今回の犯罪が持っている意味の空虚感を次第次第に強めていったような気がします。
最後の妻への語りの部分など、なんとなく「時代が変わったな。老兵は去るのみ」って雰囲気に感じた次第です。

その点を重要だと考えると、彼がクライマックスにおいてすら、モスや殺し屋シガーと直接対峙する事なく事件現場を「見るだけ」だったってのも良く理解できます。

ま、普通だったらベル保安官が彼らの足跡を追いつつ、最終的な決戦の場に間に合って、モスやシガーを含めた皆と大銃撃戦を展開するってクライマックスが観たかったなぁ・・・ってのが正直な感想ですが(^_^;)

 さて、ストーリーについてついては賛否両論あるでしょうが、観客が期待するものと、監督が描きたいものとは必ずしも一致しないでしょう。
それにしても、今回ほど観客の期待と想像を大きく裏切る展開ってのは、ちょっと少ないかなぁ・・・と思います。

話題作だからと、一般的に友達同士やカップルで娯楽の為に観に行く作品では無いでしょう。
その意味でのカタルシスってのは、後半で大きく裏切られる気がしますから。

個人的にも、コーエン兄弟のテーマが別にあったとは言え、やはり娯楽映画としての最低限のカタルシスを満たした上で、言いたいテーマを語って欲しかったなぁと思った次第です。

 次に俳優についてです。

 観る前から評判であった、殺し屋シガーを演じるハビエル・バルデムですが、いやはや、見事な狂気ぶりでしたね。
もう、冒頭の警察署での警官の首絞めのシーンから、いっちゃってる「目」が凄かったです。

舞台設定が1980年頃って事で、今とは違ってダサい感じの髪型をしていますが、それがまた逆に恐ろしさを倍加させていた気がします。
また、普通なら銃を使って暗殺する所を、圧搾空気を使ったものでしょうか?一風変わった道具を「飛び道具」として使っていたのも、彼の変態チックなこだわりとして目を惹きました。

細かいストーリーは分かりませんが、おそらく彼は、ウッディ・ハレルソン演じるカーソンに仕事を依頼した人物か組織から、金の行方を捜すように頼まれたのでしょう。
メキシコ人とヤクの売買をした現場で失った金を取り戻すべく、その行方を頼まれたシガーは、しかし依頼者たちの想像を超える狂気さで金の行方を追う先々で死体の山を築いていきます。

で、コントロールが効かなくなった彼を諦め、ウッディ・ハレルソン演じるカーソンを使って金を取り戻そうとしたのでしょうが、そのカーソンも、逆にシガーに先に見つかってしまって殺られてしまいます。

このあたり、「どうやって相手の場所を見つけるんだ?通信機の無い場面でも」と考えてしまうほど、マンハントにかけてはシガーの能力は「見事」の一言だったようです。

彼がラストで、信号の青を確かめつつ、信号無視してきた車と交通事故を起こすシーンは、いろんな意味で面白かったですね。
まず、彼が「腕から骨が出てる」と少年二人に指摘されながら、警察にかかわりを持つのを嫌ってか、その場から逃げようとするのがかなり笑えたシーンです。
また、あれだけ周りの状況把握に優れた殺し屋であっても、信号無視して横から突っ込んでくる「想定外」の車には、全く対処方法が無かったってのも、非常にシニカルなシーンでしたね。

そう言えば、非常に分かりにくい感じではありましたが、そこかしこにコーエン兄弟の作品に共通する「シニカルなユーモア感覚」がちりばめられていた気がします。

 さて、もう一方の追われる側のルウェリン・モスを演じるジョシュ・ブローリンです。

僕は、先日観た「アメリカン・ギャングスター」での悪徳刑事を演じたブローリンに、一発でハマってしまったのです。
そのヒゲを蓄えた風貌は非常に無骨で、どこか80年代の頃のニック・ノルティを彷彿とさせる風貌を持っていました。
今回も、その無骨で荒っぽい感じ、そして舞台設定などを見ても「80年代のウォルター・ヒルの作品に出ているニック・ノルティか?」と思わせるほど、そっくりな風貌に感じました。

彼は、狩に出ている時に、例の死体の山と現金を発見するのですが、その後の逃避行やシガーの攻撃から一度は逃げ切ったのみならず、シガーに負傷を負わせるあたりなど、他の殺されたヤツらとは違った狡猾さも感じさせます。

映画としては、もしかしたらトミー・リー・ジョーンズが主演なのかも知れませんが、僕的には完璧にジョシュ・ブローリンが主役であったと感じました。

 さて、最後にトミー・リー・ジョーンズです。

非常に評価が難しい役柄でありながら、そのオファーを受けて見事に演じきったあたりがすばらしかった。
ただ、やはり彼を「主役」として観るなら、モスとシガーを相手にして三つ巴で戦うシーンを1箇所でも用意していて欲しかったなぁ・・・と残念でなりません。
彼を「逃亡者」(THE FUGITIVE:1993)のジェラード捜査官とみなせば、ジョシュ・ブローリンをハリソン・フォード演じるキンブルに見立てる事もできますが、実際はジョーンズはジェラードでは無いわけですから、作品そのものも、あの傑作娯楽映画とは比較する対象では無いと思います。

逆に、事件全体を一歩引いた所から俯瞰する感じで眺めている彼は、物語の語り部としての役割を与えられていた感じがします。
その意味では、年を重ねた瞼の下のたるみなども、彼の人生経験の深さを感じさせるものであり、今回の事件の深さ・空虚さを表情ひとつで見事にあらわしていたと思います。

 いずれにしろ、作品としては「こんな作品ですよ」と最初に教わっておれば心の準備も出来ていたでしょうが、下手に途中が正統派サスペンス・アクションとして見事に仕上がっていただけに、いやがおうにもクライマックスに「普通の娯楽映画のカタルシス」を期待してしまったこっちが失敗だったのでしょう(^_^;)

コーエン兄弟のハズしかたに脱帽しつつ、「ファーゴ」以降の未見の山のコーエン兄弟の作品群を、一本ずつ見て行きたいと思いました。


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コメント

最後の意味がわかりません。

この映画は、普通のアメリカ映画のように花火のように銃を乱射してドッタンバッタンする映画ではないのです。

現代アメリカの苦悩する一面を描いている映画だと思います。具体的に言うならば、凶悪化する犯罪と無力な警察です。
例えば、アメリカの学校で生徒が、学校内で銃を乱射し、先生や生徒を殺してしまっても、警察は、後始末しかできない状況があります。

映画のなかでは、独自の考え方で、次々と殺人をくりかえしていくシガー、それを止められずにいる保安官です。

ただ、最後にシガーが、モスの妻を殺しに行った時、コイントスを強要しましたが、モスの妻は、シガーのやり方を拒否し殺されます。
モスの妻は、命を取られる事になっても、間違った考えには、賛同しなかったのです。
その直後、シガーは、青信号で交差点に入り、大怪我をします。
それは、「神は、人間の行いを見ている。」という意味だと思います。
シガーは、善良な人(モスの妻)を殺した罰を受けたのです。
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