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2008年9月30日 (火)

「アイアンマン」感想(劇場)

「アイアンマン」感想(劇場)
(IRON MAN)

(08年09月28日 梅田ブルク7・シアター1)
(監督)ジョン・ファヴロー
(出演)ロバート・ダウニー・Jr ジェフ・ブリッジス テレンス・ハワード グウィネス・パルトロー

面白度 :7点/10点
お薦め度:6点/10点


 ロバート・ダウニー・Jr主演の「アイアンマン」を観ました。

 惜しい! 惜しいなぁ・・・

かなり期待して観に行ったのですが、面白度はあと一歩の「7点」となりました。
前半に限って言えば9点なんですが、後半が5点なので、合計14点÷2=7点って所です。

個人的にはクライマックスでの敵との戦いを、もっともっと盛り上げてくれないと、満腹感が感じられませんでした。
あと、敵が「おっさん」ってのもなぁ・・・いや、ジェフ・ブリッジスは大好きですし、久々に観れて嬉しかったのですが、派手なバトルを演じる敵ボスとしては、ちょっと強さが感じられませんでした。
あれだったら、スタークを捉えたアフガンのテロ集団の屈強な男、彼をスーツに乗せた方が見栄えが良かった気がします。

特撮に関しては完璧で、特にトニー・スタークが「着る」パワード・スーツ、アイアンマンのスーツってのが、おそらく実写とCGを組み合わせているんだろうけど、どう見ても実物にしか見えず、そのスーツの質感のリアリティってのには圧倒されました。
思わず、この特撮のクオリティで「ロボコップ」(ROBOCOP:1987)や「ロボコップ2」(ROBOCOP 2:1990)をリメイクして欲しいなぁ・・・と思ったくらいです(^^)

主演のロバート・ダウニー・Jrは、どちらかと言えば中堅の後半って感じのポジションで、しかもこの手のアメコミ・ヒーローものの主役を演じるポジションには感じられず、ある種、違和感のあるキャスティングでした。
しかし、実際に映画を観てみると、その違和感ってのは全く感じられず、この作品の主役トニー・スタークは彼しか考えられないと思えました。

悪役となったジェフ・ブリッジスは、久しぶりのスクリーンでの鑑賞となったのですが、あのハゲ頭ってのは役の為に剃ったのか、実際にハゲてしまったのか?がメチャクチャ気になりますが(^_^;)
会社の悪巧みをする重役としては似合っていましたが、先に書いたようにヒーローと真正面から戦う敵キャラとなると、ちょっと年をとりすぎていて辛いかな・・・と思います。

いずれにしろ、冒頭から中盤にかけての拉致・脱出・新たなるスーツの製作と続くあたりは非常に素晴らしく、是非とも劇場で観ていただきたい部分です。
しかし、後半、特にクライマックスの戦いがイマイチ物足りないので、お薦め度は少し低めに設定しました。

 エンド・クレジット後にワン・シーン展開するので、劇場が明るくなるまで席は立たないで欲しいですね(^^)






※以下、ネタバレがあります。






 この映画、ロバート・ダウニー・Jrという、どちらかと言うと中年の俳優がアメコミのヒーローを演じるって事で、ちょっと「大丈夫か?」と思っていたのですが、ふたを開けてみるとアメリカでは図抜けた大ヒット!って事で、予告編も非常に面白そうだったので、かなり期待して観に行きました。

で、実際に観始めると、冒頭いきなりのテロ集団の襲撃シーンの強烈さにはじまり、そこから時間を遡っての物語展開、そして洞窟内でのテロ集団に捕らわれてのスーツ初号機(?)の製作、脱出と続くあたり、思いっきりドラマにドップリと漬かってしまいました。
その後、アメリカに戻ってからの、試行錯誤の新型スーツの製作シーンなど、アクションは少なく地味目ではありましたが、その分、軽いコミカルさも交えつつ、全く飽きさせずに楽しませてくれました。

そして新型スーツが完成してからのテロ組織への攻撃、戦闘機との空戦など、中盤最大の見せ場がありましたが、ここまではほぼ完璧!と言える面白さでしたね。

ところが、ここから急激にパワーダウンするのです(^_^;)

僕が想像していた後半は、例のアフガンのテロ組織、その中でトニー・スタークの脱出の際に右顔面に火傷を負ったテロリストの屈強な男、彼がジェフ・ブリッジスと組んで、改良型のパワード・スーツに乗り込んでスタークと戦うのかな?と思っていたのです。
それが、なぜかジェフ・ブリッジスはそのテロリストを壊滅してしまい、自分自身がスーツに乗り込んでスタークと闘う事になるのです。

もちろん、それでもド派手に暴れてくれれば満足だったのですが、クライマックスでのスタークとの戦いがもうちょっと・・・って感じだったので、マイナスに感じてしまいました。

ほんと、クライマックスの戦いは個人的にはあの「2倍」は続けて欲しかった気がします。
路上で車を持ち上げたり、バスに突っ込んだりのド派手さはありましたが、その直後は会社のビルの屋上で殴りあうだけ。しかも、例の装置を暴走させて爆発させて終わり・・・って、ちょっと呆気なさ過ぎるよなぁ?と感じた次第です。
ここは一発、「ロボコップ2」のクライマックス、ロボコップVSロボコップ2の戦いのように、ビルの屋上から地下まで使ってのバトルを見習って、ビルの屋上だけじゃなく、空間を縦方向にも使ってド派手に暴れて欲しかったですね。

これでクライマックスが面白かったら、映画全体での面白度も9点と言って良かったでしょう。
前半だけで言えば、先日観た「インクレディブル・ハルク」(THE INCREDIBLE HULK:2008)よりも一回りも二回りも上って感じだったのですが、全体では「インクレディブル・ハルク」とどっこいどっこいかなぁ・・・と思います(^_^;)

 あと余談ですが、本編のストーリーとは直接関係ありませんが、主人公のスタークの生き方が非常に魅力的だったってのも、興味があった点です。

拉致から帰還してからは少し違っていたようですが、莫大な資産を持っていて、美女をとっかえひっかえし、自宅に広い駐車場兼工房を持っていて、そこで悠々自適に車をいじって遊んで暮らせる。
のちに帰還してからは人工知能内蔵らしきコンピュータを道具として使い、一からパワード・スーツを手作りしていく。

どこか所ジョージ的と言うか、金銭的・時間的に余裕があって趣味に没頭しながら生活しているって感じがして、30代から50代くらいをこんな感じで過ごせたら幸せだろうなぁ・・・と羨望の眼で見てしまいました(^^ゞ

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