「ハンサム★スーツ」感想(劇場)
「ハンサム★スーツ」感想(劇場)
(08年11月02日 梅田ブルク7・シアター1)
(監督)英勉
(出演)谷原章介 塚地武雅 北川景子 佐田真由美 池内博之 大島美幸 本上まなみ
面白度 :3点/10点
お薦め度:2点/10点
谷原章介&塚地武雅主演の「ハンサム★スーツ」を観てきました。
う~ん、北川景子、メッチャかわいいやんか!(*^_^*)
って事で、個人的にはメチャクチャかわいい北川景子が大スクリーンで観れただけで満足です・・・
・・・で、本編はどうか?って
う~む(-_-;) どストレートなコメディ映画なんですが、正直、あまり「笑えなかった」ですね(^_^;)
個人的には北川景子ちゃんの可愛い姿が観れたのと、谷原章介のハジけたコメディ演技が観れたってだけでよかったのですが、1本のコメディ映画として観ると、演出も脚本も詰めが甘くって、客席が「し~ん」とする場面が多すぎたですね。
逆に爆笑が取れたシーンが、池内博之にお茶(お酒)を吹きかける2シーンくらいだったので、ちょっと寂しすぎたかな?と。
ですから、個人的には面白度を甘めの1点プラスで「3点」としましたが、一般的にはお薦め度は「2点」がギリギリかな?と。
あと音楽も、渡辺美里の「マイ・レボリューション」や佐野元春の「サムデイ」などなど、全編に渡って懐かしのJ-POPが使われているのですが、それがあまり効果的に使われていないのも非常に残念でした。
最後に「アレがアレ」だったってのも、最初から誰でも分かっていたんじゃないかな?と思いますが。
北川景子ちゃんは、役柄的に出番が少なかった(実は多かった?←ネタバレです(^_^;))のが残念でしたが、メチャクチャ可愛くってスクリーンに目が釘付けになっちゃった点と、谷原章介の「モップガール」以来の弾けた演技が見事だったので、観て損は無かったかな?と思います。
ただし、カップルや友達どうしで、休日のデートなんかで観に行こうと思っているなら、ちょっと笑えないって点を考えてお薦め度は極端に少ないですね(^_^;)
最後の最後で、もうひとネタありますので、エンド・クレジットが始まっても劇場が明るくなるまでは座っていて下さいね(^O^)
※以下、ネタバレがあります。
そう、個人的には谷原章介のコメディ演技が好きだったのと、それ以上に北川景子が好きだったって事で、それ目当てで観に行きました(^_^;)
このキャスティングじゃなかったら、わざわざ劇場まで観に行かなかったと思います。
それプラス、予告編で見る限り、どストレートなコメディって感じで僕の好みのコメディに思えたって点もあります。
しかし、実際に観始めると・・・ちょっと「コメディ映画」としては弱いかなぁ?と(^_^;)
ほぼ8割埋まった観客も、塚地のコメディ演技が始まっても「クスリ」ともせず、正直「さむい」感じでドラマが進んで行きました。
個人的には、それでも冒頭から北川景子ちゃんが登場し、清楚で可愛らしい姿を見せてくれていたので満足だったのですが、俳優に興味が無かった人など悲惨だったかもしれません(^_^;)
しかも、北川景子ちゃんは途中から大島美幸の「ブスーツ」を着ていたって事で、中盤は路上で軽く言葉を交わすシーン以外、全く登場していなかったってのが、北川景子ちゃん目当ての僕としては辛い部分でしたね(^_^;)
あ、でも考えたら北川景子は大島美幸の「スーツ」を被っていただけで、キャラクターとしてはずっと登場していたって事で・・・いや、やっぱルックスが他人ではねぇ(-_-;)
劇場ではあまり笑いが出ませんでしたが、個人的には冒頭、いろいろなタイプのスーツを試着して、石田純一やジェローラモ、デーヴ・スペクターあたりに変わるシーンだとか、声を変えて川平慈英や笑福亭鶴光に変わるシーンは、個人的にけっこうウケてしまいました(^_^;)
周りがあまりにも笑わないので、ちょっと声を出して笑いにくかったですけどね(^_^;) 若い観客が多かったけど、果たして何人が鶴光の声だと分かっただろうか?
あと、劇場が爆笑に包まれたのは、塚地(谷原)がお茶(お酒)を池内博之に吹きかけるシーンくらいだったかな?
結局、非常に分かりやすくてベタなシーンが一番笑えたってのが残念ですねぇ。
基本的に、ブサイクがハンサムに変わってハンサム生活を満喫しつつ、その一方で「実は人間の中身が大事なんだ」って事が言いたいコメディです。
のっけの「ハンサム・スーツ」の設定からSFチックなんだから、もっともっと、突き抜けた笑いに繋がらないといけないのに、どこか現実のシリアスさに戻ろうとしてる生真面目さが、逆に足を引っ張っていた気がします。
個人的にはコメディ部分もそれなりに好きだったのですが、どこか、塚地演じる主人公がひがみ過ぎと言うか、落ち込んでいる姿などをシリアスに撮りすぎていた為に、ちょっと重すぎたかな?と
後半、バスの中で痴漢に間違われるシーンなど特にマジすぎて、突き抜けた笑いを描くはずのテーマからは大きく違っていたかな?と思います。
あと、本当は胸がジ~ンとなるはずの、塚地と大島の二人が携帯で「しあわせ」を見つけて写メを撮るシーン。
これも、なんだか取ってつけたようなハートウォーミングなエピソードで、突き抜けたコメディの設定を逆に大きくブレーキさせる効果しかなかった気がします。
脚本の設定自体は面白いと思う。
しかし、監督の演出や脚本の細部が、設定ほどは突き抜けて居なかったために、妙に真面目な文化祭の演劇のような印象を受けてしまいました。
そう、どこか演出や脚本が「固い」んですよね。もっともっと、ノリツッコミを連発するような「勢い」が、演出と脚本に欲しかった気がします。
俳優で言うと、塚地が変身したって設定を演じる谷原章介は見事!のひと言でした。
最初から最後まで、これぞコメディ演技だ!って絶賛したくなるくらい、恥ずかしがらずに突き抜けた演技を演じ切っていたと思います。
その一方で、ブサイク・キャラを演じていた塚地は、どこか「真面目に演技しています」感が強すぎて、突き抜けたコメディにしてはカタ過ぎましたね。
鼻をほじるシーンでも、普通ならそれ一つで爆笑になれるはずなのに、劇場はし~んとしているし。
「だっちゅーの」や「コマネチ」の古いギャグも、谷原章介のハンサムが演じると笑えるが、塚地が演じても面白くもなんともないってのが、非常にもったいなかった。
さてさて、ストーリーの最後には、実は北川景子演じるカワイコちゃんが「ブスーツ」を着てブサイクになっていたって事だけど、これは最初から分かりますよね?
ま、映画の方も分かるように描いていたとは言え、ちょっともったいないかな?と・・・
あと、「外見よりも中身を見て欲しい」と思っていた彼女ですが、結局は何かい?ルックスも良かったし中身も良かったって事かい?って疑問は付きまといますね(^_^;)
ま、確かに「ブサイクだけど中身が良い」ってのと「美人だけど中身が悪い」を比べれば、前者を取るってドラマも成り立つでしょうが、「ブサイクだけど中身が良い」と「美人でなおかつ中身も良い」となると、前者は分が無いよなぁ・・・と思ってしまう。
「中身が大切なんだ」と主張したいなら、ここはやはり「シュレック」みたいに、スーツを脱いだ姿がブサイクって終わりにしないと、ちょっと偽善的に感じられてしまいますがなぁ・・・
いや、ま、僕だったら北川景子ちゃんが可愛くて性格も良いって事で、観ていて嬉しかったんですけどね(^_^;)
音楽に関しては、渡辺美里の「マイ・レボリューション」の選曲自体は非常に良かったと思う。
この世代にとっては、思わず足でリズムを取ってしまったほど、見事にハマった選曲なんですが、それがドラマとあまり上手く噛み合っていなかったなぁ、と感じた次第です。
もう一曲、僕らの世代で大ハマりだったのが、佐野元春の「サムデイ」なんですが、この曲も胸キュンものの名曲なのに、ドラマの中での使われ方がイマイチだった気がします。
笑って泣けて胸キュンして、見終わったら元気一杯になる突き抜けたコメディを期待していたのですが、監督と脚本の力量が大きく及ばず、せっかくの見事なアイデアを活かしきれていなかったってのが結論ですね。
最後の最後、エンド・クレジットが終わったあとに、オマケでバナナマンの日村がオチに登場するのですが、個人的にはウケたなぁ(*^_^*)


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