「ナーク」(BS5)感想
「ナーク」(BS5)感想
(NARC:2002)
(監督)ジョー・カーナハン
(出演)ジェイソン・パトリック レイ・リオッタ ダン・リーズ ロイド・アダムズ シャイ・マクブライド
面白度 :7点/10点
お薦め度:3点/10点
ジョー・カーナハン監督の「ナーク」を観ました。4年ほど前のBSの録画です。
この作品、製作総指揮がトム・クルーズ、製作にレイ・リオッタがクレジットされています。
のちにトム・クルーズは「M:i:Ⅲ」(MISSION: IMPOSSIBLEⅢ:2006)を製作する際に、本作のジョー・カーナハンを指名したようですが、のちにJ・J・エイブラムスに変わっています。
本作の映像感覚と演出を観ていると、こりゃ「エイブラムズ版」とは違う「カーナハン版」の「M:i:Ⅲ」も観てみたいなぁと思った次第です(^^)
その一方で、降板したカーナハンは「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」(SMOKIN' ACES:2007)を監督・製作・脚本したのですが、これまた、クセモノの俳優を満載して、映像も凄まじく(ストーリーと演出のテンポはハマりませんでしたが(^_^;))独自路線を突っ走っていったわけです。
本作ですが、全体的に展開が地味で、一般的にはあまりお薦めできない感じです。
しかし、刑事モノのアクションやサスペンスが好きな僕としては、非常に「好き」なテイストの作品ですね。
まず映像が素晴らしく、全体的にブルーを基調とした「明け方」のような寒々しい映像感覚が良かった。
そして俳優。
主演のジェイソン・パトリックとレイ・リオッタの雰囲気、演技が素晴らしくって、この二人の演技を観ているだけでも満足でした。
ジェイソン・パトリックは「スピード2」(SPEED 2: CRUISE CONTROL:1997)の印象、しかも「頭頂部がヤバい」って印象しか残っていませんでしたが、今回は濃いヒゲを生やして全く別人のようになっていて、雰囲気も万全で、麻薬の潜入捜査官って役柄を見事に演じていたと思います。
もう一方のレイ・リオッタも、雰囲気が最高でしたね。
昔から刑事役を演じる事が多かったのですが、最近では「腹黒い」ってイメージの役柄をやらせたら天下一品で、今回も容疑者に暴行加えまくりのヤバい雰囲気を持った刑事役を見事に演じていました。
登場場面から存在感があって、いい味だしてるなぁ・・・と思っていたら、なんと製作にも名を連ねていたわけで、そりゃ自分をカッコ良く撮るツボを心得ているよなぁと感じたしだいです(^_^;)
ストーリー的には「哀愁のあるサスペンス」、ですね(^_^;)
全体的に非常に地味だったので「果たしてオチはあるのか?」と思っていたのですが、最後の最後で、実はこの事件の犯人は・・・そして真相は・・・ってのが明かされて、驚きと共に救いの無い哀しさを感じて終わる事になりました。
ただ、そのラストに至るまでは非常に地味で、二人が捜査したり資料を調べたりしているシーンを延々と映すものですから、正直「眠く」なってしまいます(^_^;)
この当たり、同じ展開であっても、アクションを中盤に入れるとかして、ドラマ的に盛り上げる部分も欲しかったかなぁ?と感じます。
そのあたりの物足りなさが、次作「スモーキン・エース」では爆発していて、まさに銃撃戦の嵐となっている当たりは好対照だったと思います。
って事で、非常にセンスのある映像感覚を持った監督であり、演出もリアリティ溢れる感じが好感が持てるので、次作以降も非常に期待の監督です。


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