「GUNSLINGER GIRL vol.2」感想
「GUNSLINGER GIRL vol.2」感想
「GUNSLINGER GIRL vol.2」相田 裕(著)
メディアワークス/定価:本体550円
「GUNSLINGER GIRL」の2巻です。
1巻の途中からハマりはじめて、この2巻もなかなか面白かったです。
基本的に、絵の可愛らしさ・綺麗さに反比例してハードなドラマとアクションであるって点がアンバランスで面白いって事になりますか。
単なるマンガオタク向けの内容を想像すると、いい意味で肩透かしを喰らいます。
「第6話 A kitchen garden」~これは、年配の戦士と訓練生って感じのコンビで、次第にラバロとクラエスの距離が近づいていく感じが淡々と描かれるのが良いです。
結局、ラバロは実情を暴露しようとして「消された」のかな?
このシリーズが持つ、単純な戦闘マシーンとしての少女ではなく、感情を持つ少女の一面を、これまた深く描くエピソードだったと思います。
「第7話 Ice cream in the Spanish open space」~今回は、テロリストのエンリコを捉えるってエピソード。
義体と担当官コンビの感情面の深さは少ないが、多くのコンビが協力し合って襲撃するシーンは魅力に溢れ、それぞれが違った銃で攻撃するのもアクション的に魅力的です。
特に、突入部隊以外に向かいの建物から狙撃する者がいる点だとか、外壁から窓に突入して銃撃するシーンのアクション感覚は、シャープでクールだと言えるでしょう。
実はこのエピソードでは、少女たちよりも、テロリスト側の爆弾作りの名人コンビ、フランコとフランカ、特に美貌のフランカにクラっときましたね(^_^;)
この二人は、のちのエピソードでも出てきましたが。
「第8話 歓びの歌」~今回は、病院に居るアンジェリカのお話。
彼女が手にするAUGってマシンガンは、確か「ニキータ」でもベニスのシーンで出てこなかったかな?
アンジェリカが入院している理由は、のちのエピソードでアンジェリカの義体のワケありな点も含めて出てきます。
今回はあまり話的にはハマりませんでした。
「第9話 How beautiful my Florence is!」~今回は、テロへに関わる富豪の会計士と裏帳簿を守る話。
ま、アクション映画のネタにはけっこうあるヤツですが、フィレンツェの歴史ある風景と美術を背景として描くあたり、「絵」にこだわる漫画家らしいなぁと感じました。
今回はジャンとリコのコンビが活躍しますが、リコが会計士フィリッポを塀の上に引っ張り上げようとする姿勢で撃たれながら、そのまま反撃するあたりはかっこ良いですなぁ(*^_^*)
「第10話・11話~パスタの国の王子様(前編・後編)~社会福祉公社の草創期の物語をフラッシュバックしながら、早期に義体となったアンジェリカの物語が進んでいきます。
義体を条件付けするのに薬を用いるって事で、それを使用する副作用が懸念されるのですが、その副作用としての記憶喪失を描いています。
しかし、「現在」を描く「前編」よりも、「過去」を描く「後編」の方が、やはり魅力的でしょうか。
特にサブタイトルに使われている「パスタの国の王子様」の童話を、ヒマ(?)なメンバーがみんなして「仕事」として一生懸命考えるあたりが面白いですね(^^)
このあたりの非日常の中の日常性の柔らかさって点が、なかなか、魅力的な漫画だと思いました。


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